2020年までに開校する3校の魅力
今回のスクールフェアは、ふたつの点にフォーカスして開催されました。
1、英語で学ぶボーディングスクール
2、これから開校するスクール
この二つの視点から、国際高専、ISSJ(インターナショナルスクール・オブ・サイエンス高校)、白馬インターナショナルスクールに参加いただきました。
写真左から白馬インターナショナルスクールの草本代表、ISSJの野村代表、国際高専のルイス校長、弊誌村田。
第一部 ボーディングスクールについて
第一部のゲストにジョン・モントゴメリー氏をお招きしました。
国内のインターナショナルスクールで30年以上の指導歴があり、海外のトップボーディングスクールにも生徒を進学させてきたジョン・モントゴメリー氏。
インターナショナルスクールの教師歴と日本人、外国人を含めたボーディングスクールへの進学アドバイス経験から『ボーディングスクール』についてお伺いしました。
西町インターナショナルスクール、アメリカンスクール・イン・ジャパンを卒業し、アメリカの大学で学んだモントゴメリー・道緒氏が通訳をしてくれました。
ボーディングスクールについて語るジョン・モントゴメリー氏。
様々な生徒をボーディングスクールに進学させてきた経験から、学び、生活の視点からアドバイス。
さらに「保護者にとって思春期を迎える我が子をボーディングスクールに入学させる決断」が求められると語りました。
多感な時期の子供と離れて暮らすこと。
子離れできているのか、を含め親と子の気持ちに寄り添ったアドバイスでした。
第二部 スクール説明会
第二部では、開校順に説明会が開催されました。
2018年開校の国際高専、2019年前後に開校予定のISSJ、2020年に開校予定の白馬インターナショナルスクールと各スクールの教育理念とカリキュラム、具体的な計画などを共有していきました。
■国際高等専門学校
2018年4月に開校する国際高等専門学校(国際高専)は、ルイス校長が同校の説明をしてくれました。
学校説明をする国際高専のルイス校長。
国際高専の特徴は、5年間の教育を実施し、英語で理数系リベラルアーツを学ぶ仕組みです。
2年次には、ニュージーランドのオゴタポリテクニークへ1年間の留学、帰国後の金沢工業大学との連携などボーディングと英語で学ぶ仕組みは、国際高専の特徴です。
石川県白山に開校する白山麓キャンパスの動画も公開されました。
国際高等専門学校 – International College of Technology, Kanazawa
http://www.kanazawa-tc.ac.jp/ict/15歳から英語で学ぶ新しい高等教育機関誕生。国際高専は、中学校を卒業して入学する高等教育機関です。
■ISSJ(インターナショナルスクール・オブ・サイエンス高校)
2020年の理系インターナショナルスクール設立を目指すISSJは、設立準備でこれまでサマースクールを開校してきました。
教育理念からISSJについて説明する野村代表。
野村代表は、ISSJの学びについて従来の教育に縛られず取り組むこと。
さらに2018年春にスプリングスクールが開催されることも発表しました。
会場の注目を集めたのが、2020年の開校ではなく「2019年秋」を目指していること。
ISSJの開校に注目が集まります。
ISSJ公式ホームページ A New High School for 2020
http://science-school.org/The launch of a new International High School in 2020 We will teach a new generation of future scientists and innovators who believe with all their heart that "I can shape the world with my own hands".
■白馬インターナショナルスクール
長野県白馬村に開校を計画している白馬インターナショナルスクール。
長野県白馬村の自然環境の素晴らしさとスイスの山岳ボーディングスクールの歴史を同校の計画を発表する白馬インターナショナルスクールの草本代表。
草本代表理事は、長野県白馬村の魅力とスイスの山岳リゾートの共通点からスイスのようにアウトドアにも力を入れ世界中から生徒を集めるボーディングスクールを開校できると指摘。
世界有数の山岳環境を誇る白馬の自然を活かし全人的教育を行うボーディングスクールを設立する計画を発表しました。
2016年から開催している短期プログラムを今後も継続して行い、来年はスプリングスクールとサマースクールを計画中と発表しました。
第三部 シンポジウム
第一部でボーディングスクールについて知り、第二部で各スクールの計画を踏まえ、第三部では各スクールに弊誌より共通する質問をさせていただきました。
編集部からは、どのような教員が教え、どのような生徒構成になるのか。
また、寮費を含めた授業料を質問させていただきました。
今後のイベントについて
今回、会場でアンケートを実施しました。
回答で「Live中継」「動画配信」の希望が多く、今後、イベントは「Live中継」「動画配信」を実施していきます。
シンポジウムで回答する国際高専のルイス校長、ISSJの野村代表、白馬インターナショナルスクールの草本代表。
また「東京以外の開催」の声もいただきました。
参加するスクール、コンテンツは多少変わってしまうかもしれませんが「Live中継」「動画配信」を組み合わせて開催を考えています。
例えば、ママ友グループでご希望されるケース、塾が保護者向けの進学相談会を開催し、「Live中継」で参加することが考えられます。
ご相談は、こちらまでご相談ください。
http://istimes.net/contact
シンポジウムで回答する白馬インターナショナルスクールの草本代表、ISSJの野村代表。
最後になりましたが、ご来場者の皆様、ご登壇いただきました国際高専のルイス校長、ISSJの野村代表、白馬インターナショナルスクールの草本代表、ジョン・モントゴメリー様、モントゴメリー・道緒様、会場をご提供いただき、多大なサポートをいただきました国際高専、金沢工業大学東京虎ノ門キャンパスのご関係者に深く御礼申し上げます。
編集部一同
■こちらも参考にしたいですね。
【判明!5年以内に全国で12校の学校ができる】開校を楽しみにしておきたい12校
http://istimes.net/articles/10362018年から2022年までに全国で次々に学校が開校します。編集部の調べでは12校。国際教育系の学校で12校あるため、全体を含めるとより多くの学校設立プロジェクトが進んでいると考えられます。少子化の時代に全国で新しい教育を模索し、学校を設立しようとする動きは、未来を切り拓くエネルギーといえるのではないでしょうか。