2017年11月27日
プリスクールに通う家庭が本を使ってIQ,EQを伸ばすには、どうしたら良いでしょうか?ご家庭でお子さんのIQ,EQを伸ばすには、やはり「本」が便利です。本は、言語力だけではなく、想像力や倫理観なども養うことができます。プリスクールに通うご家庭がIQ,EQを伸ばすために知っておきたい「本」を使ったヒントをまとめました。
編集部に「プリスクールに通っているけれどどうしたら英語力や学ぶ姿勢ができるの?」と連絡をいただきます。
プリスクールやインターナショナルスクールに通わせているご家庭は、教育熱心です。
育児書を読んだり、講演を聞きに行ったり、いろんな情報を耳にしています。
そんな中、少しに不安になっていませんか?
編集部は、実際にスクールを運営した経験やインターナショナルスクールの編入学をサポートしている経験から、ご家庭でも簡単にできる本を使った「IQ,EQを伸ばすヒント」をまとめました。
お子さんは、お父さん、お母さんと一緒に読書が大好きです。
5分でも充分です。膝の上などお父さん、お母さんの温度を感じる距離感で音読してあげてください。
一緒に読んでいると子供から「聞いていてね」という時がきます。
小さな声、表情など子供ながらにストーリーを本格的に伝えようとしてくれます。
お父さん、お母さんは、お子さんの成長を感じながら聞いてあげましょう。
読んでいるのを聞いてあげることで、お子さんは「聴く力」を自然と身につけて行きます。
読書は、お父さん、お母さんと一緒に読むことから、言語力の成長とともに独りで読む「独書」に進みます。
お子さんが集中して読書できるようにそっとしておく時間も必要です。
読書は想像力を育ててくれます。
フォニックスは、英語のアルファベットと発音を覚えていく練習です。
例えるなら、ひらがなをどのように発音するのか、を覚えていく練習です。
フォニックスの基礎が入っているお子さんは、単語の意味がわからなくても音読できます。
ご家庭でお子さんと一緒に発音練習などをしてみましょう。
ご家庭では、洋書、和書を含めて良い本を子供の手が届くところに用意しましょう。
本の選び方は、難しい本ではなく、その学年(言語力)に合わせた内容が良い本の選び方です。
▼オススメ絵本は、こちらのブログが参考になりますよ。
https://ameblo.jp/globalstepacademy/theme-10103736942.html
家庭で本を用意するとともに、スクールで学んでいるジャンルの本も選んであげたいですね。
例えば、探究的なテーマで学習を進めているスクールは、今月は”Space(宇宙)”、来月は"Human"など事前にカリキュラムを保護者に伝えています。
スクールで好奇心を刺激して、学ぶ面白さを体験しているリアルタイムでお子さんに関係する本を用意しましょう。
押しつける必要はありません。一緒に図書館に借りに行ってもいいですね(もちろん和書でもいいですよ)。
スクールで「学ぶ面白さ」を覚えている最中なので、家庭でもそっとサポートしてみましょう。
自分で「学ぶ」ことを習得してくれるとその後が楽ですよ。
有名な幼児書籍は、言葉遊びや喩えなどお子さんの感性を育てる仕組みがいっぱいです。
絵本は、年齢に関わらず哲学、倫理などその子の力を引き出してくれます。
例えば、 村上春樹訳でシェル・シルヴァスタイン著の「大きな木」は何歳になっても「無償の愛」について考えさせる名著です。
本には、登場人物がいます。
それに合わせて、自分の家族や系譜を「ストーリー」として教えてあげましょう。
お父さん、お母さんの生い立ち、おじいちゃん、おばあちゃんの生い立ち。
「自分がどこから来たのか?」を考えるきっかけにしましょう。
歴史を家族の時間軸で理解していくことができます。
系譜と書くと堅苦しいですが、「ファミリーヒストリー」として話してあげましょう。
本を読んで例えば「りんごの木」を育ててみたい、と話すお子さんには、ぜひ「りんごの木」の苗木をネットショッピングで買ってあげましょう。
お子さんの興味を本から現実に移す投資をしてあげましょう。
(買ってあげるのではなく、ここは「お子さんの好奇心への投資」です)
旅行に行く予定がある方は、地図や旅行ガイドを一緒に買いに行きましょう。
お子さんと一緒に地図を広げて、好奇心と想像力を膨らませましょう。
行き先に何があるのか、地図と旅行先が立体的な学びになり、楽しみながら紐解いていきますよ。
お子さんが読んでいる本を「一緒に読む」ことで、物語りを共有することができます。
主人公の気持ち、その時の判断など「どう思った?」「お父さんだったら」など物語りを広げていきましょう。
お父さん、お母さんが同じ本を読んでくれる。
それは、お子さんの自尊心を健全に育てます。
本を通した親子の交流にうってつけの所があります。
それが図書館です。
図書館に一緒に行って、本を探すことは学びの原点の一つ。
親子で図書館で過ごすことで、自然と「本」を通した気持ちがシェアされていきます。
東京都台東区にある国際子ども図書館
http://www.kodomo.go.jp
東京都中野区にある東京子ども図書館
http://www.tcl.or.jp
夏休みや冬休みは、旅行も多いですが、移動時間も多いもの。
読書の機会を「スキマ時間」で増やすことができます。
季節の休みに入ると同時に一緒に図書館に行くことを覚えたいですね。
天気が良い日は、木の下で読書も良いですね。
わからない言葉を探しにいく。
それが辞書や類似語辞典の良さです。
子供向けのイラストや解説が面白い辞書や類似語辞典が発行されています。
なかなか男の子は、落ち着いて本を読んでくれませんが、これはいかがでしょうか?
「スター・ウォーズ英和辞典 ジェダイ・マスター編」。
アルファベットを使ったゲームは、一緒に楽しめてオススメです。
”Zingo”シリーズは、アルファベットに自然に触れます。
家族でボードゲームをする。その遊びが英語のボードゲームならさらに楽しいですね。
言葉の由来を一緒に探すことで、言語の成り立ちを知り、世界の歴史につながっていきます。
お父さん、お母さんと一緒に辞書や本から言葉を探す中で、語源と類似語につながていきたいですね。
いかがでしょうか。
本を使ってお子さんのIQ,EQを育む。
クリスマスのプレゼントにぜひ「本」を送ってあげてくださいね。
良著との出会いは、お子さんの未来を広げてくれます。
【これぞプリスクールの面白さ】探究的に学ぶセントラルフォレストインターナショナルスクールの授業が楽しすぎる!
http://istimes.net/articles/1055これぞプリスクールの面白さ!英語で探究的に学んでいる神奈川県大和市にあるセントラルフォレストインターナショナルスクールの同園の面白さをギュッとまとめました。2歳から6歳までのお子さんが学ぶ学ぶ同園では、探究的に学ぶため、イギリスのカリキュラムを中心にしています。子供達が楽しく探究的に学ぶ姿を写真でまとめました。
『5つの黄金能力』が成功するインターナショナルスクール出身者の特徴だった。
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この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。
英語が苦手な場合は、お子さんに「なんて読むの?」と聞きながら一緒に読んでみましょう。
一緒に読むことでEQを育てます。