2022年09月30日
探求学習でICTをどのように使いこなすか。国際バカロレア一貫校 アオバジャパン・インターナショナルスクールの取り組みをご紹介します。編集部の取材では、BenQの電子黒板が中心にありました。【広告】
編集部は、国際バカロレア一貫校であるアオバジャパン・インターナショナルスクールで探究的な学びが各教育課程でどのように実施されているのか、を取材しました。
その結果、生徒・教員の使用する教材が多様化し、同時にICT教材が重要な役割を果たしていることに気付きました。
その中核となるのが電子黒板です。
BenQ電子黒板は、黒板とは異なり、生徒のiPadやノートPCの画面をワイヤレスでミラーリングでき、生徒の意見や回答を簡単にクラス全員に共有することができます。
▽ 国際バカロレア一貫校のアオバジャパン・インターナショナルスクールの導入事例が紹介されています。
生徒が座る円形テーブルの正面にBenQの電子黒板があり、学びのコアになっていることが教室の配置からもわかります。
写真提供:ベンキュージャパン株式会社
学習のオンライン化が進む中で、先生方から既存のプロジェクターだとクラウド上のファイルにアクセスする事ができず、「授業の流れが阻害される」との声が出ています。
その点、電子黒板だとAndroidが内蔵されているためその場でクラウド上のファイルにアクセスし、事前に用意した教材をその場に合わせて表示することができます。
また、計算の過程や考え方、図形を電子黒板に映し出して説明を可視化することで生徒達の理解に繋がり、分かることで生徒達の興味が深まり、やる気にも繋がります。そして、インターネットに接続されているため、YouTubeやWikipediaなどに接続も簡単です。
アオバジャパン・インターナショナルスクールの授業では体操などでも双方向で活用しています。
写真提供:ベンキュージャパン株式会社
WindowsをはじめMac、AndroidなどのマルチOS対応によって教員側が教材作りでOSに縛られず、自由に使いやすいソフトを選べます。
教材が多様になり、電子黒板のインタラクティブな操作性によって授業で対話が増え、結果的に生徒の意欲、理解度が深まります。
▽ 国際バカロレアで学ぶアオバジャパン・バイリンガルスクールでもBenQの電子黒板を導入しています。
アオバジャパン・インターナショナルスクールグループの情報システム部テクノロジーディレクターのチェイスン・スタール氏は、編集部の取材に対し電子黒板のメリットを次のように述べました。
電子黒板を導入し、生徒の授業の参加意欲が高まりました。
生徒が動画や教材が画面に表示されるとすぐに電子黒板に目線を上げ、集中して授業を受けます。
集中と同時に理解度が深まりました。
パソコンやタブレットのひとり一台が普及しているアオバジャパン・インターナショナルスクールでは、ICT端末の一元管理も決めてとなった、とスタール氏。
先生独自の指導法や学習方法もパソコンやタブレットなどICT機器と接続できるため、取り組みやすいのも特徴です。
タッチパネルの操作性は、教員だけでなく幼児でも使いやすい。
写真提供:ベンキュージャパン株式会社
BenQの電子黒板は、保護者からデジタル機器を使うことへの心配が寄せられる点でも対策が施されています。
そのひとつがアイケアです。
デジタル機器の長時間使用による目への悪影響が問題となる中で、BenQは眼精疲労を抑えるアイケアテクノロジーを搭載しています。
もうひとつが生徒が触れるタッチパネルへの対策です。
画面は、抗菌ガラスが採用されており、パネル面の菌の繁殖を抑えます。
同時にCO²濃度を測定し、色で濃度を示すインジケーターが表示されているため、換気のタイミングを教員に教えてくれます。
編集部は、BenQの電子黒板とICT機器の活用で探求学習を促す方法と電子黒板の一元管理の仕方など調査を続けます。
今後、ICTをどう導入していくべきなのか、電子黒板の活用方法や機能について、実機に触れられる先生方向けのワークショップが2022年11月に開催されます。
詳細や参加登録は10月上旬から公開予定です。
ベンキュージャパン株式会社
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この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。
写真提供:ベンキュージャパン株式会社