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【英国発】ジョージ王子の学校が決定!一体どんな学校なの!?

【英国発】ジョージ王子の学校が決定!一体どんな学校なの!?

先日、英国王室はウイリアム王子とキャサリン妃の長男、ジョージ王子(3歳)が9月からロンドン南部にある「トーマス・バタシー校」に入学する事を明らかにしました。ジョージ王子に自分が卒業した学校とは、別の学校を選んだウイリアム王子、キャサリン妃夫妻。どんな学校に入学するのかロンドン在住のChika B記者がご紹介します。


ジョージ王子の学校が決定!どんな学校なの!?

写真:ROTA/Camera Press/アフロ

英国王室はウイリアム王子とキャサリン妃の長男であるジョージ王子(3歳)が9月からロンドン南部にある「トーマス・バタシー校」に入学すると明らかにしました。

夫妻は、ウィリアム王子がより多くの公務を果たすために、救急ヘリコプターのパイロットの仕事を辞め、現在のロンドン郊外の家からロンドンに引越しをすることを決めています。

それに伴ってジョージ王子のための新しい学校を探したようです。

ウィリアム王子、ヘンリー王子が通ったウェザビー・スクール ジョージ王子もウェザビー・スクールに入学すると考えられていたが…公式ホームページのスクリーンショット

ジョージ王子は、父親のウィリアム王子、叔父のヘンリー王子が通った「ウェザビー・スクール」に通うと思われていたため、このジョージ王子の進学先にイギリス国内は驚きをもって報道されています。

イギリスの将来を担うジョージ王子はどのような学校に通うのでしょうか。

学校選びや子育てへの発言から、夫妻が王室の伝統を超えて、彼らのポリシーを貫こうとしている姿勢が感じられます。

なぜジョージ王子のためにこの学校を選んだのでしょうか。
どのような教育観を持っているのでしょうか。

▼キャサリン妃は、このような教育を受けています。

英国王室 キャサリン妃に学ぶプリンセスになる学校選び 

http://istimes.net/articles/800

英国王室のプリンセスキャサリン妃は、どのような学校で学んできたのか?シャーロット王女も生まれ、ジョージ王子とともに人気の英国王室。ウィリアム王子とシャーロット王女も英国式保育園で学んでいます。ではキャサリン妃は、どのような教育を受けて育ってきたのでしょうか?プリンセスになったキャサリン妃のプリンセスの教育を解析します。

ジョージ王子が通う学校ってどんな学校?

ジョージ王子が9月から通う「トーマス・バタシー校」は男女共学で4歳から13歳まで約540人の生徒が通う学校です。

校長のべン・トーマスさんは、ウィリアム王子とキャサリン妃がジョージ王子のためにこの学校として選んだことを「とても光栄」と話し、「他の新入生共に、ジョージ王子をこの9月に学校に迎えるのをとても楽しみにしています。」と述べています。

ジョージ王子が学ぶトーマス・バタシー校 外観 公式ホームページのスクリーンショット

「Be kind 優しくあること」が一番大事なモットー

トーマス・バタシー校はイギリスのカリキュラムを採用しています。

学校の理念として最初に挙げているのは「Be kind 優しくあること」。将来の国王になるべき方にとっては一番大事な理念かもしれませんね。

芸術、バレエ、演劇、フランス語、音楽、スポーツ全ての教科に専門の教員を置き、一年を通してしっかりそれらが学べるようなカリキュラムになっており、それらを学校の第一の特徴としてあげています。校外での学習や自然の中での学習にも重きを置いています。

イギリスでは、多くの私立学校が「高等教育への進学率」や「全国テストでどれだけ我が校の生徒が上位を占めているか」をアピールしている中、このトーマス・バタシー校は「優しくあること」や「勉強以外の活動に力を入れている」点を強調しています。勉強だけでなく、全ての点においてバランスの良い教育を目指していることがわかります。

以下は、「トーマス・バタシー校」が、かがけている理念の一部です。

私たちのカリキュラムは、生徒が精神性を高め、道徳心を身につけ、社会的そして文化的に発達する事を促しています。

卒業後の彼らの人生に起こるであろうチャンス、責任、経験に備えているのです。

私たちの学校の目的は、常に発展し団結力のあるコミュニティであると同時に、より団結した社会を作って行く一翼を担う事です。

学力も高くなるようなカリキュラム設定

社会性や情緒を養う重要さを大事にしているようですが、それだけでなく生徒の学力は充分高いようです。

イギリスでは、すべての学校がOfsted (Office for Standards in Education) と呼ばれる教育監査局の調査を受けます。

トーマス・バタシー校も調査を受け、そのレポートが公開されています。
いわゆる第三者評価として、公開されている2014年度の「トーマス・バタシー校」学習達成度を示したものです。

2014-2015年度成績
· 幼稚園年中相当(Early Years)
 充分な発達 : 78% (国内平均66%)
· 幼稚園年長相当(Year 1)
 フォニックス理解力: 80% (国内平均 77%)

· 6−7歳(キーステージ1修了時)
レベル 2b
  リーディング97%; ライティング 87%; 算数 97% (国内平均 82%, 72%, 82%)
レベル 3
  リーディング 60%; ライティング 58%; 算数 52% (国内平均 32%, 18%, 26%)

· 10−11歳(キーステージ2修了時)
レベル4  全生徒が基準を達成
レベル5 リーディング 91%; ライティング 95%; 算数 97% (国内平均 52%, 36%, 46%)
レベル6 リーディング 9%; ライティング 14%; 算数 60%

どの学年も教科も、「トーマス・バタシー校」の生徒の結果は国内平均をはるかに超えていることがわかります。

アート、バレエ、音楽などにも力を入れつつ勉強への教育も怠らない。これが王室御用達になる一流校の秘訣でしょうか。

気になるプリンスが通う学校の学費

気になる学費はなんと1学期あたり約83万円(6,000ポンド)。
年間にすると約350万円(26,000ポンド)になるそうです。
制服一式は約5万円(370ポンド)です。

イギリスの私立小学校の平均的な学費は約182万円(13,194ポンド)。
日本の私立小学校の平均的な学費と比較してもかなり高いですね。

▼ウィリアム王子にお子さんの手紙が読まれるかも?

夏休みの思い出をウィリアム王子に手紙で報告しよう!

http://istimes.net/articles/1014

ジョージ王子の小学校も決まり、シャーロット王女の保育園がどこになるのか興味が集まりますね。注目が集まるウィリアム王子や英国王夏休みの思い出を英語の手紙にして、英国王室に伝えてみませんか?英国王室の公式ホームページの子ども向けの"Write a letter"のコーナーでは、英国王室へ手紙の書き方、住所が書いてあります。

ウィリアム、キャサリン夫妻が子育てで大事にしていること

キャサリン妃は昨年訪れた小学校で、このように述べています。

私の両親は、優しさ、尊敬、正直であることの重要性を私に教えてくれました。そして、私の人生においてこれらが私の重要な核となっていると気づいたのです。

だから、私とウィリアムも親として、私たちの小さい子供達、ジョージとシャーロットにこれらのことがどれだけ大切なことなのかを教えていきたい。

私にとっては、算数やスポーツが上手にできることと同じくらい大事なことなのよ。

ジョージ王子が入学した学校の価値観と一致する意見ですね。

また、現在ジョージ王子は近所のモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通っており、この保育園の保育費は1時間約800円(5.5ポンド)なのだそうです。とてもお手軽な保育料です。

教育費の高い低いにこだわらず、ジョージ王子にふさわしいと思う教育を与えているのでしょう。

この保育園にはウィリアム王子とキャサリン妃が送り迎えをしています。
夫妻はジョージ王子のお友達とも積極的に遊ぶ機会を作ったり、食事、寝かしつけも夫妻が行うそうです。

ジョージ王子が産まれた時、病院からウィリアム王子が自らがジョージ王子をチャイルドシートに乗せ、運転して帰ったことが思い出されます。

子育ては乳母がやり、王子として特別な教育を与える、という旧来の英国王室の子育ての方法を覆す「普通の子育て」を貫くウイリアム王子とキャサリン妃夫妻。

できるだけ一般のイギリス人に近い生活をしたい、ジョージ王子に普通の体験をして欲しい、という夫妻の思い入れが伝わってきます。

新しい学校での生活

ウィリアム王子キャサリン妃夫妻は、ジョージ王子が「トーマス・バタシー校」に入学が決まったことに関して「ジョージの入学によって学校の理念、価値、気風が変わらないことを願う」と伝え、ジョージ王子が他の生徒と「同じ教育」を受けるのと同時に、夫妻も「他の父兄と同じように学校のコミュニティーに参加したい」旨を伝えているといいます。

ここにも、夫妻の
「ジョージ王子が特別な扱いはされず、できるだけ他のイギリス人と同じような環境を与えたい」
という思いが見えます。

エリート教育ではない、のびのびとした環境で育つジョージ王子。将来どのような国王になるのか楽しみです。

【ロンドン発】日本とイギリスで教えている先生に聞いた『国際バカロレアを勉強した先に見えるもの』

http://istimes.net/articles/874

近年、注目が高まっている国際バカロレア教育。「グローバルな視点、深い分析力、自らものを考える力がつく教育」と世界で高い評価を受け世界4500校以上で採用されてます。イギリスと日本の両国で、約20年国際バカロレア教育に携わり、現在、イギリスのインターナショナルスクールでもIBで教えているベイグ先生にお話を伺いました。

【世界で教える!】インターで活躍した先生に聞いた「インターナショナルな教育の醍醐味」

http://istimes.net/articles/891

1976年、まだ世界にインターナショナルスクールが100校に満たなかった頃「世界で働きたい」と全てのインターに履歴書を送った若い青年がいました。ジム・ドーラン先生です。その後、日本を含む世界七カ国のインターナショナルスクールで教え一昨年定年退職したジム先生に「インターナショナルスクールの醍醐味」について伺いました。

【オランダ発】教育先進国オランダのバイリンガル教育、政府と学校の取り組み

http://istimes.net/articles/897

日本と同様に、オランダでも英語教育の必要性が年々高まっています。教育の自由があるオランダでは、実際に様々な取り組みがなされています。今日は、オランダのバイリンガル教育について書かれた記事をご紹介させていただきたいと思います。

【ポーランド発】ポーランドに赴任したら学校選びは? 赴任が決まったらすべきこと①学校編

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ヨーロッパの親日国ポーランド。日本企業も多く進出するポーランドですが、以外と教育情報提供が少ないのも悩みの種。そこで子連れでポーランド駐在が決まったけど、どうしたらいいかわからない!!そんな時に役に立つであろう学校の探し方・滞在手続きについてポーランド在住のciszek0918さんの記事です。

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